(Hに興味津々の少年時代からラブドールとの出会いまで)



何気なく置かれた週刊誌。
その1ページに幼い僕の目は釘付けになった。
「○極○号」何だこれ?
そこには女性の裸を模写した変な顔をした人形が写っていた。

説明を読んでもわからない漢字が多くて???
しかしながら、本能的に何をする為の人形なのか僕は悟っていた。

この頃からかなりのスケベ少年だったことは隠せない。
親の目を盗んでは週刊誌のHなページやスポーツ新聞の風俗記事を読んで日々勉強していたものだ。
(あ、これは誰もが皆通る道?)

ネットや携帯が普及し有りとあらゆる情報が手に入る現代と違い、こんな記事一つにも興奮し妄想を膨らませたものだったな。
懐かしい。

今思えばこれが将来、癒しと幸せをもたらしてくれる事になるドールを知った瞬間だろう。
その頃はまだ「ラブドール」や「パートナー」などという意味合いではもちろん無く、「ダッチワイフ」という、つまりそれ目的の道具でしかなかったように思う。

もちろん、僕も性に目覚め始めた時期。
「パートナー」と言う概念など無く、もちろん必要としないので、ただただスケベ心満タンでニヤニヤ見ていたものでした。

それから少年から青年への時期は当然ながら好きな人ができ、彼女も出来るようになり「ダッチワイフ」の存在など頭の中からは消えていった。
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月日は流れ世の中にインターネットと言う物が普及し始めた。
まだフレッツや使い放題、定額などと言う商品が出回る前の事。
何をする訳でもないが、いち早く我がアパートにネットを導入した。
今思えばあの時もっと知識を増やし、業界に飛び込んで事業の一つでも起業していたなら今頃はヒルズ族の一人になっていたのかも
(なーんて、それでも遅いか)

そしてネットサーフィンしていると・・・「なんだ、このリアルな人形は?」「か、か、か、可愛い」
「キャンディーガール」との出会いであった。



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